2013年01月03日

二本木中村園のお茶について


以前にも記したように、中村家システムとは、鎌倉幕府が創造した1192(良い国)を築くための公務員システムでした。つまり、当時の全国の中村家は、民が治めた税金で生活していたのであり、尊敬などする必要はありません。二本木の中村家は、鎌倉時代から禅宗に必要不可欠な「禅茶」を天領の地(公用地)でつくり続けてきただけです。

それでも、時代が一挙に変わった戦後は、資本主義の嵐の中で中村茶を再生させてきました。私は製造には全く関係していませんが、中村家第14代、15代茶師の努力には感服いたします。

さて、お茶好きの女性からこんな質問を受けることがあります。それは「お茶販売店で味見して、味に納得したお茶を家で入れてもおいしくない、どうして?」というものです。

その答えはいくつかに分かれます。
その1 水がおいしくない。
水道水で入れてもおいしくいただくことはできません。アルカリ軟水をお勧めします。
参考URL
http://www.maiko.ne.jp/study/column2.htm

その2 入れ方が間違っている。
上等な煎茶(最低でも100グラム800円以上)の湯の温度は70度くらいです。電気ポットの70度設定はここからきていると思われるのですが、70度のお湯は、冷たい茶碗に注がれるとさらに水温が下がってしまいます。そこで、生活の知恵です。90度のお湯を一度茶碗に入れて温度を下げると共に、茶碗自体の温度を上げておきます。

次に、そのお湯を煎茶(量はお茶の品質により異なりますが、大さじ一杯位から試してみてください)が入った急須に入れます。

お茶は経済的な飲み物です。一煎から三煎まで飲用に適する物とお考えください。
一煎は、煎茶に水分が吸収される段階とお茶エキスが抽出される段階です。ですから、急須から茶碗に注ぐまで少し時間がかかります。茶の品質によって異なりますが、30秒からい1分位の時間を要します。
二煎をおいしく頂くために、急須の水分は極力少なくする(お茶を出し切る)ことが肝要です。

二煎が一番おいしいと私は思っています。二煎はすでに水分を含んでいますから、一煎の半分以下の時間でお茶を注がなくてはなりません。

三煎は、完全にお茶の葉が開いた状態になるまで待った方がよさそうです。

最後に、急須と茶碗について。
お茶は文化です。文化とは心の快適性の追求を意味します。お茶文化は、お茶の「見た目」や「香り」「水色(すいしょく)」そして「味」の総合力です。最近どくどくしい色のお茶を飲まされることが多いのですが、心を落ち着かせ「白い茶碗」に入れていただいた水色が美しい味わい深いお茶を頂くことこそ至高なことはありません。

ですから、すし屋タイプの茶碗ではなく、集会所タイプの茶碗でお茶を味わっていただきたいと思います。
急須も大事です。金物の急須では味がでません。急須は成長します。一生物と考え、良いものを使い込みましょう。
posted by S・C・ NAKAMURA at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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